瓢箪から駒 !!

明るく・楽しく・元気に・心身共に健康に、一生一度の人生を楽しみましょう !!

さくらのつぼみもほころび、いよいよ春ですね。いすみ鉄道沿線の菜の花も満開、春本番
が待ち遠しいですね。卒業式はほぼ終了し、来月は入学式や入社式、新人の初々しい姿を見るのが楽しみですね。毎年の事ですが、新人さんを見ると自分の入社時を懐かしく思い出します。

さて、今日のお話は「瓢箪から駒 !!」という話。

若い人には、馴染みなが無い「ことわざ」だと思いますが、わかりやすく言うと「冗談がホントになった !! 」と言う、意味ですね。

英語で言うと、Pieces are coming out of the gourdと言い、
わかりやすく表現をするとIt was only a joke, but it has come true.と言います。

それはそれとして本題に入りますと、弊社が管理する借地権者Оさんと、地代の値上げ交渉をしていた時の話。

先代から借地権を相続したОさん兄弟と地代の値上げ交渉をしていましたが、値上げに難色を示しなかなか前へ進みません。
というのは、ご兄弟は既に皆さん自宅を所有しており借地権の実家はほとんど空家、地代だけ払ってたまに風を入れに行く程度の管理状況でした。

大家さんから、地代の値上げ要請を受けたので、判例に従い「値上根拠」を示して交渉してきましたが、そんなある日Оさんから「借地権だけ売っても安いし更新料や名義変更承諾料、建替え費用もかかるので、できるなら大家さんと一緒に所有権で売れないかなー」とぽつり、独り言のように言われました。

すると他の兄弟も「それはいいね!!」とその意見に賛同。それなら、ということでそれを「大家さんに伝えること」にしました。

そして後日、大家さんにОさんの意向を伝えしました。
そうしたところ、大家さんは「地代は入ってくるけど、固定資産税は毎年かかるし、僅かな地代でも確定申告は必要だし、税理士の報酬もかかるし、自分では使えない土地だし、将来相続の面倒もあるし、だったら何時まで持ってても手間と費用がかかるだけだから、この際所有権として一緒に売却し、家賃が入るマンションを購入しよう」ということになりました。

大家さんの貸地は、底地権しか無いので売却するにしても、よほど魅力的な土地でなければほぼ買手はいません。
加えて、該当地は路線価D地区なので借地権で売却すると時価の6割、一方底地権は時価の4割にしかならず、双方にとって単独で売却しても所有権で売却する以上のメリットはありません。

また、売却に当たってはОさん兄弟にとって、相続登記や測量費、建物滅失登記費用、取壊し費用、残置物処分費用等がかかるのと更新料や名義変更承諾料、建替え承諾料等の負担が発生しますが、大家さんと一緒に売却すれば一部の費用負担が少なくなることもあります。

とは言え、その辺の配分割合を大家さんと話し合って決めなければならず、正直なところこれからが大変です。
そして、売却価格が決まらなければ前に進まないので、高く買ってくれる購入者が現れるのを待つことにして、その準備をすることにしました。

該当地は、駅から徒歩3分で商店街そばの土地なので、高く買ってくれる人が現れるのを期待しています。

今日はここまで。

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